「イラスト画」
<<スペイン>>--バルセロナ--


アントニオ・ガウディがサグラダ・ファミリアの建設を任せられた時に描いた、教会のイラストである。

このイラスト画は、教会の地下のミュージアムに掲げられていた、この地下の資料室まで来たのは、ツアーメンバーの中で、我々だけだったようである。

この大事業を任せられるまで、彼は色々な建築を行ったが、この偉業を成し遂げるために、他の仕事は全て中止して、この建設にのみに従事する事を宣言し、1926年に路面電車に魅かれて死ぬまでの12年間、教会の建設に没頭したのである。

まるでアニメに出てくる、悪魔の住む天空の城の様なイラストだと、これを見て思ったものである。

当時の建築家達は、これを見て想像を絶する形状に、果たして建設が可能なのかと訝ったと言う。

それが現代に至るまで、脈々として彼の意思は後世の建築家や彫刻家に受け継がれ、建設が進められているのだから、壮大なロマンとしか言いようが無い。

当初のイラストから見ると、かなりその規模は増殖しているように思える。