「複雑な構造」
<<スペイン>>--バルセロナ--


サグラダ・ファミリア教会の内部の光景である。

教会の外部の塔からはおよそ想像が付かない、内部の構造である。

この塔の外観は、様々な写真などでご覧になった方も多いと思うが、意外と内部の状況は知られていない様に思う。

この光景を見上げた時、外部とは余りに違う幾何学模様の光景に、とても同じ構造物の中に居るとは思えなかったものである。

流石に内部は風雨に曝されていないだけに、とても綺麗であるが、この彩色と構造が、どういう風に建築されているのか、およそ見当が付かなかったものである。

此処の塔が、日本の法隆寺の五重塔と同じような、芯柱に支えられて倒れないようになっているのだと言う事をガイドの説明で始めて知ったのであった。

更にこの内部の照明は、照明器具など一切使っておらず、全て外光を取り入れていることで、これだけの明るさを維持している事を知って、更に驚いたのであった。