「ディナータイム⑦」
<<ハワイ>>--オアフ島--


私のテーブルの前に運ばれて来た、メインディシュのステーキである。

確かにこのステーキ分厚いが、もう少し大きい物を想像していただけに、ちょっと拍子抜けした。

しかもミディアムを注文したのだが、かなり肉が硬く、ナイフで切ろうと思っても、切り離す事が出来ないのだ。

パワーの有る若い相棒が、渾身の力で切り離してくれたが、肝心のステーキを楽しみにしていただけに、この肉の硬さには、いささかがっかりしたのであった。

矢張りステーキは、日本の松坂牛のような、霜降りの柔らかい肉が、最高だなと思ったものである。

その和牛の肉の美味さも、相次ぐ口蹄疫騒ぎで、一体どうなる事であろうか。