「子供踊り」
<<日本>>--川越--


ひょっとこ(火男)のお面を被り、おどけた仕草で踊りを踊る少年の姿。

踊りを踊るのも少年なら、太鼓を叩くのも少女である。
去年の川越祭りと比べて、大きく変化したのは子供達の囃子への参加だろう。

通りのあちこちに居囃子の舞台が出来ていて、そこで踊りや囃子を披露しているのが、圧倒的に子供達の多いことである。

こうして若い人たちが、伝統芸能を受け継いでいく機運が高まったのは、嬉しい事である。

老齢化社会の中で、子供達が郷土の芸能に興味を抱くようになったのは、特筆すべき現象だろう。

地方では祭りの参加者が老人ばかりで、祭りそのものの存続自体が危ぶまれている所が有ると聞くが、川越ではその機運は全く無さそうである。