「露店の少年」
<<インド>>--ヴァラナシ--


この果物屋を一人で守っている少年の姿。

この利発そうで意志の強そうなイケメンの少年に、すっかり魅了されてしまい、近くによって彼の姿を撮った。

客の希望によって、ジューサーを巧みに操って、ジュースを売る彼の姿は、立派な一人枚の店主である。

勿論露店の持ち主は他に居るのだろうが、こうして一人で、店を商うだけの器量は彼には有るのだろう。

日本の同年代の少年なら、野球やサッカーに夢中になる年頃だろうが、こうして商いをして一家の担い手になっている彼の姿に、拍手を送りたい気分であった。

後ろ向きで、店を覗いている若いサリーを着た女性達とは、対照的な光景である。