「街並み」
<<インド>>--ヴァラナシ--


都心から離れるにしたがって、街の中にも緑の街路樹が多くなってくる。

暑い西日の中でも、街路樹は一服の涼しさを感じさせてくれるものである。

軒を連ねる商店の中には、日本と同様空き家が所々に見受けられる。

高度成長を遂げつつあるインドと言っても、地方に来るとあまり以前と変らないようである。

店の前に居る若者達も、何をするでもなく、暇潰しに車の流れを漠然と見ているような雰囲気である。

此処インドでは、何処へ行っても一日の時間が長く感じられるような、街の佇まいなのである。