「歩け歩け」
<<インド>>--ヴァラナシ--


火葬場に向かう路地は相変わらず細いが、人通りが徐々に多くなってきた。

迷路のように入り組んだ脇道から、人が増えてくるのである。

朝の路地脇で、座り込んで往来する観光客を眺める人、何処へ行くのかこちらに向かって歩いて来る地元の人などが目に付く。

上り下りの多くて暗い路地では、歩きながらの撮影は困難を極め、ご覧のようなぶれ写真になってしまった。

道路脇には、何に使うのか分からない、不思議なサイロみたいなものが有り、此処でゴミなどを焼却したら、さぞ煙い事だろうと思ったりもした。