「春爛漫」
<<日本>>--川越--


今を盛りと咲き誇る川辺の桜。

満開の桜を堪能したのは、久し振りのような気がする。

この日は平日だったので、人も少なく、河舟の花見観光サービスも行われていなかった。

静かな川面には花弁が浮かび、一組の男女だけが撮影に余念が無かった。

賑やかな花見の宴も悪くは無いが、こんな静かな満開の桜を眺めることの出来る、このひと時は正に至福の時のような気がしたものである。

日本に住む喜びを全身で受け止めたような、春うららの昼下がりであった。