「廃墟」
<<インド>>--ヴァラナシ--


火葬場へ通じる路地に差し掛かった。

先ず目に付いたのは、このような家が多い事だ。

一体、人が住んでいるのかいないのか判然としないのだが、嘗ては立派な家屋だったようだが、今は廃墟と化している。

鉄格子の嵌まった窓は、まるで監獄のようである。

繁栄と衰退は、こんな街角の一角にも散見出来るのである。

これから狭い路地裏の様子を載せて行こうと思う。