「職人」
<<インド>>--ヴァラナシ--


間口が1間ぐらいしかない狭い部屋で一心に物を編む職人の姿。

彼は一体何を編んでいるのだろうか。

良く見ると、様々な椅子が置かれているので、どうやら椅子の座席の部分をこしらえているようである。

日本では今では椅子を修理して使うなどという人は、ほとんど居なくなってしまった。
壊れた椅子は、粗大ゴミで出してしまうのが当たり前になっている。

しかしインドでは、自転車、オートリキシャ、家具、そしてさまざまな物が、原形を留めなくなるまで、修理して使い切るのが当たり前のようである。

だからこうした修理屋さんの姿を、あちこちで見ることが出来るのだ。

貧富の差がそうさせるのだろうが、物を大切に使う国と使い捨てが当たり前の国…昔の日本を思い出させるシーンであった。