「太公望」
<<日本>>--大宮--


満開の桜が咲き誇る土手の下で、日がな一日釣りを楽しむ人々。

私は釣心は無いが、彼らにとっては花より釣と言った所だろうか。
釣れても釣れなくても、自慢の釣りスタイルでこうして糸を垂らす事が、無常の楽しみなのだろう。

背景の桜たちは、彼等の釣果を応援しているかのような、うららかな花曇の日である。

私は来るべきラウンドのために、ゴルフの練習を終えた帰り道であった。