「静寂」
<<日本>>--自宅付近--


満開の枝垂桜が春の陽光の中で静かに咲いていた。

土日や祭りの日は賑わう地蔵院も平日は静かである。
花たちにとって、本当はこんな日が我が世の春ではないのだろうか。

後ろに咲いているピンクの花は何なんだろうか。
花たちの、ひそひそ話が聞こえてくるような静けさである。

デジカメを持った男性が桜の花の前を通り過ぎた。
静けさに微かな動きが感じられ、敢て人影を取り入れて撮影してみた。

春爛漫とはこんな事を言うのだろう。