「供物」
--サヌール--


家の門の横に備えてある祭壇の様子。

バリ島のほとんどの家の脇には、大小の差はあれ、このような石の祭壇が設けられている。

一日の日課は、先ずこの祭壇に椰子の皮で編んだ器に供物を載せて線香を灯し、拝む事から始まる。
日本の神棚に影膳を供えて拝むのと似ているだろう。

しかし拝む対象が先祖ではなく、自然の恵みをもたらせてくれる神々である所が違う所だろう。
神々の住む島と言われる由縁である。

祈る相手が人間でなく、自然の動植物であるから、人間の性格も穏やかになるのではないだろうか。

こうして、のんびりとした一日が始まるのだ。
あくせくと通勤の時間に追われながら一日が始まる日本とは、大分様子が違うようである。