「纏」
<<日本>>--川越--


川越商工会議所前で、梯子乗りを披露した川越火消し連の纏のアップ。

春祭りの出し物の一つ、川越鳶組合が実演する梯子乗りを見ようと、大正ロマン通りの角にある商工会議所会館に向かって急いだが、人通りの混雑のために、身動きが出来ず、到着した時にはすでに演技は終了していた。

しかし火消しのために活躍する纏が目の前にあり、鯉のぼりの飾りで埋め尽くされた大正ロマン通りをバックに、纏をアップで撮ってみた。

川越は江戸末期に川越大火と言われる街全体を消失する大火に見舞われたが、それを機会に、川越の豪商たちが火事でも強い耐火建築の蔵造りの街を造り上げたのが、現存する蔵造り通りの謂れなのである。

当時の面影をそのまま保存する川越蔵の街通りは、小江戸川越と言われ、今では東京から日帰り出来る観光地となっているのである。