「三体のラムセス二世像」
<<エジプト>--ルクソール--


ルクソール神殿に有る、同じ格好をした三体のラムセス二世像の姿。

ナイル川沿岸にあるルクソール神殿は、ルクソール東岸に位置し、カルナック神殿と共に、古代エジプトの王たちの葬祭殿として崇められた。

この三体のラムセス二世像は、ルクソール神殿を入って直ぐの中庭の左奥の神殿の前に置かれている。

ルクソール神殿は、カルナック大神殿の付属施設として、紀元前1400年ころ18王朝アメンヘテプ三世によって建造された。

第一塔門には嘗て2本のオベリスクが建てられていたが、1819年当時の王モハメッド・アリによって、その一本がフランスに友好のしるしとしてプレゼントされ、今はパリのコンコルド広場の中央に聳えていることを知る人は少ないであろう。

エジプトには至る所に、善政を敷いたラムセス二世像があるが、不思議なことにカルナック神殿で撮ったエジプトのボーイスカウトたちとの記念写真の、背景にあるラムセス二世像の足を除き、すべての立像が左足から踏み出しているのが面白い。