「エンディング」
<<ベトナム>>--ハノイ--


水中人形劇の最後は、水中の人形達を簾幕の内側で操っていた、操り人形師達の顔見せ興行である。

こんなに大勢の人形師達が、人形を操っていたとは、正に驚きである。

長時間、池の水の中に腰まで浸かって、良く見えない幕の内側から小さな人形たちを操るのは、本当に大変な作業であったことだろう。

水中の人形達は、まるで生きているような動作で活躍したのだが、それを操ったのは、長い水中の中に繋がっている竹竿であったとは、とても思えないような不思議な光景であった。