「屋根の模様」
<<ベトナム>>--フエ--


カイディン帝廟の屋根には、こんな細やかな彫刻が施されていた。

ティエンムー寺の屋根もそうであった様に、当時のグエン朝の時代は、このように屋根の上に、龍などの彫刻を施すのが流行であったようだ。

屋根の上に、龍などの彫像を配置する事は、その帝廟の威厳を示すと同時に、悪者を撃退し、末永くその時代が続くことを願ったのであろうか。

これらの石の彫刻が風化して消え去る日は、一体いつ頃なのであろうかと、今後のこの廟の行く末が気になったのであった。