「この日ばかりは」
<<日本>>--川越--


年に一度の川越祭りの日、この日ばかりは祭りの中の一員として、祭りに参加しようとささやかながら、祭り衣装に身を包み楽しげに談笑する老婦人。

さぞかし若い頃はこの街の花形主役として活躍したであろう、いなせな品の良さが感じられる。

川越祭りは、江戸時代松平伊豆守が、川越氷川神社の例大祭として開催して以来、ずっと続いている歴史のある祭りである。

嘗ては曜日に関係なく、10月14~15日が例大祭の日であり、この2日間は、学校の授業も半日だけで終業し祭りに参加したものだが、今は観光の街川越をPRするため、10月半ばの土日開催となったのである。