「1人遊びするユウゴクン」
<<インドネシア>>--バリ島--


料理が来るまでの間、ユウゴ君は1人で遊ぶことを覚え、あちこち興味の有る物を見付けて1人で遊んでいた。

我々日本人の感覚からすると、満三歳の子供を1人で遊ばせることは危険ではないかと思ってしまうが、ワヤン君は息子の様子を遠くで見詰めながら、自分の仕事を進めていた。

同じ年頃の孫を持つ私は、男の子と女の子の違いは有るものの、こんな風に1人で遊ばせることは、長女夫婦である孫の両親は、させないのではないかと、ユウゴ君の様子を見ながら思いを巡らせていた。

少子化が進む日本では、子供の面倒を見るのに、両親のサポートがちょっとオーバーではないかと、思う時が時々有る。

多少の危険は有るも知れないが、もう少し子供の自主性を養うためにも、1人で考えて遊ぶ習慣を付けても良いのではないかと、ユウゴ君の姿を眺めていて思ったものである。