「彫像」
<<インドシナ>>--バリ島--


タナ・ロット寺院の入口脇に飾られている、バリ舞踊を踊る男女の彫像。

石像でなく、このようなバリ島独特の、古典舞踊を踊る人間の像が置かれているのは珍しい。

寺院の入口に位置する所に、このような彫像が置かれているのが、何を意味するのかちょっと判断に苦しむ。

此処から海に浮かぶタナ・ロット寺院までは、長い参道を歩いて行かなければならない。

この男女がペアで踊る踊りは、オレッグ・タムリリンガンと言って、艶やかな衣装と、独特の降り付けが印象的で、バリ北部のシガラジャで20世紀になってから誕生したクビャール・スタスイルの代表的な踊りである。

我々は、後にこの踊りも実物を堪能する事になるのだ。

先ずは有名なこの寺院の、夕景ショウを見るために、此処にやってきたのである。