「街道を行く⑦」
<<ベトナム>>--ホイアン--


我々ツアーメンバーを乗せたシクロが、金魚の糞のように、連なって行く。

このシクロ、一台に一人しか乗れないから、20台以上の行列となってしまう。

客席と車夫の間は、ご覧の通り、シートで覆われているので、どんな車夫が漕いでいるのかも、良く分からない。

余計な気を使わなくても良いのは気楽だが、今何処を走っているのかなど、何の説明も無いので、ちょっと物足りない気もする。

店が立ち並ぶ街道脇には、百日紅の花だろうか、南国を思わせる花が晴天の空に彩を添えていた。