「ご一行様」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


現地ガイドに連れられて、ドンコイ通りを横切ろうとしている、ツアーメンバーの列。

地図を持ち合わせていない我々は、金魚の糞のように、ガイド任せで後を着いて行くと言った具合である。

約30名近いツアー客を誘導するのも、ガイドの大切な仕事と言った所だろうか。

私のように、ビデオやデジカメの撮影に余念の無いメンバーは、どうしても遅れがちになってしまうからだ。

今回の旅行では、ベトナムを縦断する関係上、訪問地によって絶えず現地ガイドが交替するので、ガイドも我々の顔をその都度覚えなければならないから、大変だろう。

それにしても、我々が利用した旅行会社の現地におけるネットワークは大したもので、ガイドは常に旅行社のユニフォームを着用しており、日本語も上手であった。

聞けば、かなり社員教育は厳しく、何より大変なのは、朝きちんと出社時間を守らなければならない事だ、と言っていた。