「炎天下を」
<<スペイン>>--ミハス--


闘牛場から戻り、此処のロータリーで自由行動となった。

時刻は正午を過ぎた一番暑い時間帯、日差しは日本の今より強いが、湿度が低いので、汗が出ても肌に白い塩がざらざらと付く。

歩く人の影が、真下に落ちている事からも、正午であることが分かるであろう。

此処のロータリーは、変形の四つ角であり、上る道と下る道が、それぞれ4方向に伸びているのである。

我々は相棒と二人、これからミハスの街を堪能するために、ぶらぶらと散策を開始したのであった。