「兜」
<<日本>>--松江--


松江城の中の陳列ケースの中に飾ってある、兜の数々。

この城は関が原の合戦終了後に、堀尾氏が25万石を拝領した直後、5年の歳月を掛けて築城した城だから、合戦当時の武将達が実戦で使用した物のようである。

同じ兜でも、古の源平合戦の頃に使用した物は、かなり煌びやかな物であったが、時代と共に軽量で実戦に即した物のように、変化して行ったのである。

とは言うものの、鉄で出来たこんな重い物を被って戦をしたのだから、さぞかし昔の武将は大変だった事であろう。

更にこれだけでなく、鎧を着、鉄鋼脚絆で立ち回るのだから、現代人の我々には、想像も付かない体力を要したであろう事は想像に難くない。

これらの陳列品をガラスのケースの反射を抑えて撮るのに、苦労したものである。