「華清池の楊貴妃像」
<<中国>>--西安--


秦の始皇帝など、歴代の皇帝が避寒地として利用した温泉地、華清池の光景。

昨日のBS日テレで、此処を中国の神秘の温泉地として特集していたので、ご覧になった方も居るであろう。

何故此処に楊貴妃の裸身像が置かれているのか、ちょっと説明が必要だろう。

世界の三大美人の一人として楊貴妃が挙げられているのは、周知の事実である。

彼女は16才の時、当時の皇帝玄宗皇帝によって見出され、皇帝の最愛の妃として一身にその愛を受けた。

しかし余りの寵愛振りに、周囲から妬まれ、臣下の讒言によって、死を余儀なくされる運命にある。

二人の愛が頂点であった頃、此処華清池で二人は心身を癒したのである。

背景に見える豪華な家屋には、楊貴妃の湯殿と、玄宗皇帝の湯殿が棟を別にして現存している。

此処の様子は、後日詳しく載せる事とするが、昨日のテレビ特集の関連として載せてみた。

楊貴妃が裸体なのは、湯に入ろうとしているからであり、彼女の美貌にあやかって、次々に彼女の像と一緒に記念撮影をする人々で賑わっており、この像だけを撮るのに苦労したものである。