「サンタ・マリア・デ・トレド④」
<<スペイン>>--トレド--


真正面から見た塔を省いた、大聖堂の部分だけのアップ。

ごつごつとした聖堂の彫刻類や壁が、いかにも歴史の古さを感じさせる。

最近BS放送で、様々な欧米の大聖堂の映像を良く見るが、世界にはこんなにも多くのカテドラルが存在するのかと、驚かされる。

世界の四大宗教の一つであるキリスト教が、欧米では圧倒的な存在感を示しているようである。

無神論者である私には、宗教の存在が、人間の心に占める大きさの尺度が良く分からないのだが、所詮人間の存在そのものが、不明なのだから、神の存在は人間にとって必要なのであろう。

人は何かに縋って生きなければならない、そんな敬虔な宗教心が、時空を越えて、これらの建造物の存在を保つのであろうか。

無神論者とは言ったが、そんな私も、毎朝お茶とご飯を神棚に供えて、無き両親に家内の安全を祈っているのである。