「骨董店」
<<スペイン>>--トレド--


二階のベランダに所狭しと並べられた、中世の骨董品の数々。

中世の騎士たちが、身に纏った甲冑や十字軍のマント、そして武器などが、通り過ぎる観光客の目を引く。

甲冑が午後の光に照らされて、鈍く光を放っている。

これらの甲冑類を博物館などで見る度に、本当に中世の騎士たちは、これらを身に着けて戦ったのだろうかという疑問が生じる。

現代人の我々が想像すると、こんな重い鉄の甲冑を身に着けたら、それだけで重くて身動きが出来なくなるのではないかと思うのだが、更に武器を持って敵と戦うとなると、半端な体力では活動出来ないのではないかと思うのだが…

日本の戦国時代の甲冑も、かなり重いと聞いたが、その比ではないように感じられる。