「喜多院の桜」
<<日本>>--川越--


今年もこの満開の桜を、此処で見ることが出来た。

毎年この時期、天海僧正の居城であった此処喜多院に写真を撮りに訪れるのが恒例になっているが、今年も色々有ったこの一年だけに、有難い事だと思っている。

こうして毎年撮っている桜だが、年毎に違いがはっきりしているのは、その桜が年々見事になって行く事である、それだけ桜の木も古木になり、大きくなっているのだろう。

更に何度も言うようだが、此処の境内では、例年歌舞音曲が地元の有志によって催されるが、今年は桜そのものを愛でる人たちだけの、家族や友人を中心とした、静かな花見の光景であった。

震災に会った被災地の瓦礫の中にも、倒れた桜の木から花が咲き出した映像をテレビで見た。

この桜のように、被災地の方たちの一日も早い復興を心から願って止まない。