「西日」
<<スペイン>>--バルセロナ--


夕日が眩しく当る仰角の建物の光景。

日没前の街は、アンバー色が強くなり、一種独特の光景を現出する。

特に日差しの強いスペインでは、部屋に入り込む西日は耐え難いものであろう。

この家では、強い西日を遮るために、葦津を窓に掛けている。

この様子を見て、何だかとても懐かしい気持ちになったものである。

日本でも、嘗てはこのような光景を、夏の暑い日には良く見掛けたからだ。

最近では、このような葦津が見直され、リバイバルブームで、利用する家が増えてきたと聞く。