「朝の店先」
<<インド>>--ヴァラナシ--


名所旧跡を訪問すべく、朝食後再度外に出たら、こんな店が有った。

これはチャイを売る店なのだろうか。

煮立てたお湯を、ヤカンに移しているようである。

インドでは、まだガスが普及していないらしく、煮物をするのにも石炭や薪を使用しているようである。

日本ではガスを使うのが当たり前になった現在でも、インドでは火をおこすのに一手間も二手間も掛かりそうである。

恐らく今の若い日本人は、嘗て我々が体験した薪や炭を使う料理の煮炊きは、知らないであろう。

私が若い頃は、ご飯を炊くのにも、竈で薪をくべて、釜で炊き加減を見ながら炊いたものである。

自動炊飯器で、タイマーをセットして朝食時には、ご飯が炊き上がっている今のご時勢とは隔世の感が有ると、この店の様子を見ながら思ったものである。