「朝の賑わい」
<<インド>>--ヴァラナシ--


時間は朝の6時頃、沐浴場を後にした街の様子である。

普通の日だと言うのに、まるでお祭りのような賑わいである。

こんな時間から、こんなにたくさんの人が行き交うのも、珍しいのではなかろうか。

大半の人は、沐浴を見に来た人か、沐浴に向かう人たちなのであろう。

赤ん坊を抱いたサリーの女性も、これから沐浴に行く所なのだろうか。

我々はこれからこの道を真っ直ぐに行かず、右折して火葬場に向かうのであるが、その行程がまた興味深いのである。

インドではあらゆる場面が、非日常の世界であった。