「憩う人々」
<<インド>>--ヴァラナシ--


「憩う人々」

トゥルスィ・マーナス寺院の中庭で、のんびりと午後のひと時を過ごしている男達。

インドでは、名所旧跡などの木陰で、こうして当て所も無く過ごしている男達をあちこちで散見する。

別に物売りや物乞いでもなく、ただ此処を訪れる人々を雑談しながら眺めているのだ。

私がカメラを向けても、別に嫌がる様子も無く、中には手を挙げて笑いながら応える人も居る。

それにしても昼間から仕事もせずに、一体彼等は何をしているのだろうか。

人の良さそうなおじさんも居るが、概してインド男性は目付きが鋭いので、慣れないとちょっと薄気味悪いものを感じるのである。