「祭礼の夜」
<<インドネシア>>--バリ島--


ダラム・ウブド寺院のオダラン(祭礼)に参加した時の光景。

この夜は我々全員が、ワヤン君が手配してくれた正装を身に纏い、祭りの境内に入った。

神への貢物を頭に載せた女性たちが続々とやってくる。
それにしてもこの女性の頭に載せた供物の量は、半端ではない。

これらの供物は全て祭壇の前に備えられた台の上に置かれるが、別に記帳する訳でもなく、誰が寄贈したのかも分からない。

自分の家の領分にあった物を神に感謝して奉げるのだから、日本のお祭りのように、誰がいくら寄付したなどというしきたりは全く無いようである。