「宝永山」
<<日本>>--静岡--


朝日に輝く宝永山と富士。

このような光景は富士山を良く知る人間でなければ中々見ることが出来ないであろう。
一見なだらかな一つの山に見える富士も、このような複合体から形成されている。

江戸時代宝永年間の1707年、突然富士の中腹から噴火を起こしたこの山は、遠く江戸まで火山灰を大量に降らせたと言う。

死火山に見える富士山も、れっきとした休火山であり、何時また噴火するとも限らない。
山梨県側から見る富士の左側に棚が見えるのはこの宝永山が有るからである。
噴火前の富士は左右対称の山であったに違いない。