フォッフォッフォ

逢坂剛
新潮社文庫
1936年ナチスドイツのベルリンオリンピックに対抗してバルセロナで人民オリンピックが計画されていたが、内戦が起こり中止された。1992年バルセロナオリンピックに絡めてこの人民オリンピックを取材すると…。
作者お得意のスペインが舞台でギターもちょっと出てくるが、なにも殺し屋なんか出さないほうが良かったロウシ、サグラダ・ファミリアのアクションシーンもサービス過剰だと思う。100円

渋谷章
平凡社ライブラリー
あとがきによれば気軽な牧野富太郎伝なのだそうだ。しかし植物の図が載っていず、牧野富太郎に逆らったヤツは皆悪いヤツと言うだけでは面白くなるわけが無い。だいたい「私は草木の精である」なんてことを言う人物は怪しすぎる。
妙なところに横線が引いてあったり、あげくは携帯の番号らしきものと「文化住宅のびょうしゃをていねいに正確に━伝える。を大事に素直に書く。」というメモを書いた本を売るのかね？そのためか210円

雲は厚そうだが青空も見える。ひところに比べればずいぶん涼しくなったせいか、朝から洟が出るので長袖に着替えたら汗。湿度が高いのだろうか？明日は台風襲来の予報が出ているし。

昨夜テレビで久しぶりに宇治原の相方を見たが、今朝はチュートの福田を見た。すごく痩せていた。

Google モバイルのＣＭ「きょうと　しゅくはく　よ・や・く」の赤の娘が吉永小百合に似ている。

きのう歯医者に行ったんだ

小松左京・石毛直道
岩波同時代ライブラリー
博覧強記の巨人と砂漠で刺身を作れる食事料理の研究家の対談だから、すごい情報量。
例えば青木昆陽のサツマイモ普及はインチキ。懐石料理は全部食べなきゃいけないが会席料理は持って帰って家族に分ける。禅寺の隠語で卵は御所車、鰹節は巻紙、酒は般若湯、タコは天蓋、イイダコは踊り子などなど。
小松左京は１９８８年ヘルペスで三ヶ月横になれず、飯もほとんど食えず、十二キロやせて胃が小さくなった。
図書館から、古本屋で安かったら買っておきたい本だ。
「人間にとって科学とはなにか」梅棹忠夫、湯川秀樹

晴れからくもり
きのう自民党もほんとに駄目になったなと確認したところで、天気も良いし大宮へ。
前回不快だったSフマップは止めて、初めてBックカメラへ行こうと駅からSごう脇のデッキを歩いたが、Sごうから連絡橋？が出ていたので、Sごうに入ったら、二階。連絡橋は三階、エレベータに探して乗ったら↓。地下から登って三階で探したら見つかった。また二階に下りてプリンターインク発見。値段が付いていないが、買わなきゃしょうが無いので購入、4280円。
カードを作る。こっちではインクでもポイントが付いた、期限も二年だ。で三階に上がり、Sごうを縦断して駅に着いたら疲れたのでSフマップ、Hンズは寄らず。でもBックオフだけはと頑張った。
　四人はなぜ死んだのか：三好万季
　侵入者：小林信彦
両方とも105円。Bックオフ内で汗が出てきて限界近いので帰宅。夕焼けがすごかったがカメラを持っていなかったし、高い建物ばっかりだし。

田中三彦
岩波新書
第一部の福島第一原発四号機の圧力容器がバブコック日立で製造した際に歪んでいて、ジャッキをかまして加熱して矯正した証言は貴重だ。余分に熱を加えたことで脆性破壊温度が高くなる。出第二部以降はその話でいささか冗漫というか、私のは難しかった。
アメリカ原子力規制委員会へアメリカの研究所が出した報告「いくつかの仮想的な過度現象において、炉の寿命内の早期の段階で。PTS（加圧熱衝撃）による容器の破壊が予想される」
しかしこれを読んでアメリカの陰謀だって言ってる原子力ムラっていったい！
図書館から

大泉康雄
講談社文庫
連合赤軍の吉野雅邦の幼馴染で小中と同級生、別の大学に入ってからも親しく潜行するまではつきあっていて、小学館で週刊誌編集長を務めた人が、膨大な資料を整理した本。なんせ親友なので吉野から手紙は来るし、マスコミ関係者なので警察の内部文書まで載っている。そのほか上申書とか鑑定書とかインタビューとか、我々では手に入れ難い文書多数。始めの出版からドンドン厚くなったようだ。
赤軍派は上部が逮捕され森が最高責任者になってしまった。
重信房子は銀座のクラブホステスで月二百万円を上納していた。森とは合わないのでアラブに行ってしまった。
ずっと読めなかった早岐は「はいき」と読むんだ。
ライフル弾は強力に加工していた。
吉野の父親に警察署長が「阪東の父親は死んでお詫びした。あなたは、どう責任を取るのか」と迫ったと。
植垣がアラブに出国しなかったのは永田が「誰かついていてあげないと駄目になっちゃう」から、つまりは「かわいい女」だと。
なかなか面白かったが、引用文献の前でもないが大きい黒丸が気に障った。図書館から

やれやれ、今日は雲は多いが晴れて暑い、きのうは一時雨だったのだが
そのきのう通院しようとシャワーを浴びたら、湿度が高かったと見えて髪が乾かない。それで出遅れ、待合室は込んでいた。月曜は休みだったし、案の定漫画一冊完読、小一時間後、ようやく順番が来た。特に異常無く、前回の検査結果17、腎臓の数値が悪いので塩分控えめに、鉄分不足気味など。後は誰も待っていないので、このところ左胸が痛いことを訊ね心電図を見てみてもらうと、特に異常なく湿布で良いとのこと。
薬局はガラ空き、ドラッグストアでシェービングフォーム398円、紗々178円など
帰宅して湿布したが汗ですぐ剥げるが、今日は痛くない。

日隅一雄、木野龍逸
岩波書店
副題が「東電・政府は何を隠したのか」
統合本部の記者会見は週二回、東電単独は一日二回、保安院は一日一回行われた。
ＳＰＥＥＤＩの存在を朝日新聞は3/17,18で原稿を書いたが、22日まで掲載されなかった。
東電の記者会見担当者は松本原子力立地本部長代理。
中央制御室の作業員にヨウ素剤は配られなかった。
子供も年間20ミリシーベルトまで大丈夫と言った専門家は安全委員会の久住委員のようだが、その後その見解を修正した。
結局「責任者、そして組織を守ろうという意図を感じざるを得ない」「組織のトップの責任は回避し、反省の言葉は出しても、再発を防ぐための具体的な手段は講ずることはできず、そして、これまで通り組織を傷つけることなく守ることにすべての力が注がれた」
図書館から

久保明、土屋嘉男、 佐原健二
特撮は有川貞昌（円谷さん死後特撮第一作）音楽は伊福部昭
カミナリイカ、カルイシガニ、マタマタガメが宇宙生物に憑依され怪獣化。
予算が少なかったのだろう、情けない怪獣だが、陸上直立歩行のゲゾラの触手の動き方は、デジタルではないのに素晴らしい。
無人木星探査ロケットなはずが窓があり、中の空間も広そうだ。日本映画専門チャンネル

久しぶりに昨夜は汗かく前に眠ることが出来たが、朝になれば晴れて、やっぱ暑いよー
市役所から健康保険証が送られていたのは問題無いが、その前に送られてきた医療費受給資格登録申請書が面倒だ。色々書いていたら住所を書き間違えた。預金口座の番号は調べなきゃいけないし、保険証のコピーが必要。保険証の保険者番号は六桁なのに八桁で書けって？記入例を見ると００で始まっているから、００を付けて書いておいた。

2012年9月13日の東京新聞の社説より「官僚や業界の意向に唯々諾々と従うような政治家など必要ない。ましてや国民の生命、財産を犠牲にしてまで官・業の利益を守るようなことは断じて許されない」

自民党の総裁選立候補者は全員世襲だ。調べたら世襲で有名で無い者も世襲議員だ。

晴れ暑いよー
さすがに日が落ちれば少しは涼しくなるので、昨夕食後図書館へ「内部告発」「日本の女帝の物語」「慟哭の谷」「追悼小松左京」を返却。
　日本原発小説集：井上光晴、清水義範、豊田有恒、野坂昭如、平石貴樹
　にっぽん料理大全：小松左京、石毛直道
　憲法「押しつけ」論の幻：小西豊治
　あさま山荘銃撃戦の深層（下）：大泉康雄
　患者のためのやさしい心電図の見方：小沢友紀雄
を借りる。
ここの図書館にはプリンターインク回収ボックスがあるはずなので探したら、正面入口脇にあった。いつも脇の青エレベータから入るので気付かなかった。しかし入った時は一瞬涼しいと感じるが長く居ると顔から汗が滴る。で地下で五円稼ぎ、涼む。またアイデア商品フェア、9/25まで。
Ｎジマのポイントは忘れた。　

河出書房新社
谷甲州「『第二部』までの道のり」によると、七十過ぎの小松にイメージを延々と終電どころか始発まで話され、結局大枠だけで、プロットは任された。
乙部順子「秘書から見た小松左京」によると、2001年1月に右肩を骨折して病院にいかないので関節が固まって原稿を書けなくなり、以後は口述筆記。それまでは手書きだった。
もりみのる名義の漫画も載っていた。しかし一番驚いたのは裏表紙の「小松左京全集完全版」の宣伝。一冊4800円全55巻予定。オンデマンド
図書館から

晴れて暑い。まだ八月に違いない、八朔も話題になっているようだし。
霞が関文学というのだそうだ。官房長官がオスプレイの不時着は「事故たる性格のものではない」だって「爆発的事象」を思い出してしまった。こちらも官房長官の発言だ、人は違うが。

木村盛武
共同文化社
有名な苫前三毛別の人食い熊の話なのだが、食われた人のお通夜の夜に壁を破って襲ってきたとか、骨を齧る音が聞こえたとか、やむを得ずその遺体を囮にしたとかは、ずいぶん前に何かで読んで記憶していたことなので、後は著者が事件の４６年後に調査したことや同様の事件とか今では観光になっていること（写真）などまで読むしかなかった。
戸川幸夫の「羆荒れ」と吉村昭「羆嵐」は著者の許可を得て引用したもの。

橋本治
集英社新書
「はじめに」から「数年前、日本では女性天皇に関する議論が起こりました。（略）各種の世論調査では「女性天皇容認」が多数派ではありましたが、それでどうなったというわけではありません。秋篠宮家にい悠仁親王の御誕生があって（略）議論もどこかへ行ってしまいました。（略）私が思うのは「みんな昔のことをよく知らないんだな」という、それだけです」
で「日本書紀」「続日本紀」を読んだ著者考えたことを書いた本だが、よくまあ読み込んだもんだという感想。
なにしろ古代天皇は譲位したり、二度即位（重祚）したり、腹違いの兄妹、姐弟？で子供を作ったり、姉妹、母娘で相続したり系図は複雑、分かりやすい図で書いてあっても難しい。
それを「中小企業の社長夫人」「母親の言うがままキャリアウーマンになってしまった女のマザコン」と現代風に分かり易くしてくれ、結局「女性天皇を戴いてその周囲に存在する男達の姿」が見えなくなり「天皇である自分とその周辺」しか見えなくなった女性天皇と周りの官僚達とのズレで女帝の時代が終わったのだと。
淡路廃帝＝47代淳仁（明治天皇の追号）天皇なんてのもあったんだ。図書館から

午前中は曇っていたが、午後は雷雨。現在カミナリは収まったみたいだ。

野田総理が国会での採決を諦め「原子力規制委員会」の人事を首相権限で決めるのだそうだ。なんか鹿児島県阿久根市長の専決処分を思い出すひどい話なのだ。

かたや自民党の原発推進派の原発を守る会「自民党エネルギー政策合同会議」委員長甘利明がテレビ東京のインタビューを中断し、記者を別室に呼び出し「日本なんてどうなってもいい」との発言したそうだ。あまりにひどい話だ。

子供の代に借金を残さないように消費税を上げるって言って、原発の放射性廃棄物は残すってどういう考えなのか？知能を疑わざるを得ない。

グレゴリー・メドベージェフ
技術と人間
著者はチェルノブイリで働いたことはあるが事故当時はも原発建設担当としてモスクワにいたがいわばソ連の原子村民らしい。事故後、病院などで現場に居た人たちの話を死ぬ前に聞き、現場での調査を行って事故の経過を明らかにした。
チェルノブイリ原発の責任ある人たちは原発の知識は乏しい水力、火力発電所の専門家。
火災が隣の発電棟に燃え移ったら四基全部の破壊だった。消防隊が文字通りの命がけで消火した。
事故時線量計（1000マイクロレントゲン）は振り切れ、もっと高いくまで測れる線量計（1000レントゲン）を入れた倉庫は瓦礫に埋まった。250レントゲンの線量計も振り切ったが「君の線量計は故障してるんだ。そんなに高いなんてあり得ないことだよ」
ウールは放射能を集めやすい。
「安全で（白血病の）発病の危険がゼロにひとしいような、放射線照射量の閾値は存在しないことが、現在では明らかになっている」
ただレントゲン/時の/が無いことが多いのが気になる。図書館から

晴れのちくもり
きのうの日中はカミナリだらけでインクを買いに行けなかったので、またネットプリント。また替わっていてｊｐｇがだめでｐｎｇが可だった。そのプリントを持って通院。三人ほど待っていたが、まだ一人目のうちに心電図、採血、そのまま寝ていて診療の順番が来た。特に異常なし。電子カルテ移行中だそうでドクターの隣で女性が一人キーボードを担当していた。そういえば前回も居たようだったな。薬局を出た後、道草しようと思ったが、すごい日差しに負けてそのまま帰宅。

小林桂樹、新珠三千代、東野英治郎
山口瞳の同名小説の主人公をより原作者に近づけて映画化。サントリーの宣伝部に勤務し酔っ払って引き受けた自伝的小説で直木賞。
要するに戦中派中年サラリーマンのボヤキだが、テンポ良く柳原良平のアニメなんかも出てくる。さすがに時代がずれているが見れるあたり岡本喜八のお気に入り作。日本映画専門チャンネル

雨のち晴れ
昨夜はクーラーＯＦＦで就寝。もちろんアイスノン枕と扇風機はＯＮ。
今朝も涼しくって、ようやく九月らしくなったと思っていたら、晴れてきたらだんだん暑くなってきた。今クーラーＯＮにしたところだ。くそ東電に儲けさせるのか。

昨夜「釜石の奇跡」を見たが、学校ごと逃げたということだと思っていたが、既に下校していた子供たちが夫々の判断で非難したということだったので感心した。一番すごいのが母親の「ヤツはヤツで逃げる」

晴れたり曇ったり
きのうは黒い雲に雷の音が聞こえたが結局降らず。夕食後図書館へ「烈闘生」「襤褸の旗」「食品の放射能汚染完全対策マニュアル２」を返却。
　慟哭の谷：木村盛武
　検証　福島事故・記者会見：日隅一雄、木野龍逸
　あさま山荘銃撃戦の深層（上）：大泉康雄
　もう忘れない　早わかり心電図：石橋克彦
　追悼　小松左京
　原発はなぜ危険か：田中三彦
を借りる。顔から汗が垂れるほど冷房が効いていない。
二階で５ポイント、インク回収ボックス発見できず。
地下で５円稼ぎ、セルフ・セレクト・クーポンを貰って帰宅