内部告発 元チェルノブイリ原発技師は語る
グレゴリー・メドベージェフ
技術と人間
著者はチェルノブイリで働いたことはあるが事故当時はも原発建設担当としてモスクワにいたがいわばソ連の原子村民らしい。事故後、病院などで現場に居た人たちの話を死ぬ前に聞き、現場での調査を行って事故の経過を明らかにした。
チェルノブイリ原発の責任ある人たちは原発の知識は乏しい水力、火力発電所の専門家。
火災が隣の発電棟に燃え移ったら四基全部の破壊だった。消防隊が文字通りの命がけで消火した。
事故時線量計(1000マイクロレントゲン)は振り切れ、もっと高いくまで測れる線量計(1000レントゲン)を入れた倉庫は瓦礫に埋まった。250レントゲンの線量計も振り切ったが「君の線量計は故障してるんだ。そんなに高いなんてあり得ないことだよ」
ウールは放射能を集めやすい。
「安全で(白血病の)発病の危険がゼロにひとしいような、放射線照射量の閾値は存在しないことが、現在では明らかになっている」
ただレントゲン/時の/が無いことが多いのが気になる。図書館から