生み出された物語 目撃証言・記憶の変容・冤罪に心理学はどこまで迫れるか
山本登志哉編著
北王路書房
甲山事件の弁護用に、目撃者の幼稚園児を、予断を持った学生が尋問する形で、目撃談が変わっていく様を調べようとしたのだが、肝心の容疑者予定者が被害者を連れ出したということにはならず、自分で出て行ったとなり、また容疑者の服装も実際とはかけ離れるなど、実際の裁判の証拠としては使えなかったが、尋問方法などで証言が変わるという結論を得たというところか。
子供との会話、絵などはおもしろいのだが、考証になると心理学用語?がどんどん出てきて分かり辛い。県立図書館から