カウントダウン・メルトダウン(上)
船橋洋一
文藝春秋
図書館から借りたのだが、二週間しか借りられず、半分だけ読み、もう一度借りて四週間かかって6章以後を読み終えた。
大部分読んだことのある内容だが、さすが民間事故調、大勢の個人名がでてくる。
6章以降で興味深いところは
菅が勝俣に「おまえ、死ぬ気でやれよ」「わかっています。大丈夫です。子会社にやらせます」
メーカーの人々からすると、政府職員は役人、東電社員も役人のようなもの「双方とも役人の世界」と映った。
保安院は「再稼動屋」となってしまった、と保安院幹部は自嘲気味に言った。事故が起こった後、いかにして原発を再稼動させるか。地元を説得し、その術に長けた職員が重宝されるようになった。そして「地元を安全だと言って説得すると、今度はそれに縛られる。そこから安全神話が生まれる」
日米の軍同士の特別回線電話「国家の存亡を賭けた危機のとき、最後は軍隊がやる以外ない」「自衛隊がよりアグレッシブに行動して事態をコントロールするべきではないか」
下巻を読むかは分からない