キリマンジャロ・マシーン
レイ・ブラッドベリ
ハヤカワ文庫
書かれた時期もバラバラな短編集。読んだことがあるのは「女」「夜のコレクトコール」、両方とも伊藤典夫訳だから、古いものだろう。
ずいぶん久しぶりのブラッドベリだが、やはり「火星年代記」あたりと比較するのは可哀想なものがほとんど。
珍しいのは「霊感雌鶏モーテル」の初めのほうで「紅葉地帯にさしかかったときだけは(略)火のような秋の色を鑑賞した」とある。アメリカの文章で紅葉の鑑賞が書かれているの珍しい。
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