放射能汚染食品、これが専門家8人の食べ方、選び方
野口邦和、伊藤伸彦、石丸隆、白石久仁雄、三好弘一、菅谷昭、山口英昌、河岸宏和
東洋新報社
統一性のない意見なのでバラバラだ。
はじめの「米・野菜」の野口氏どは年間10ミリシーベルトなら子供でも非難しなくて良い、お茶は直接食べるものではないから、それほどの内部被曝にはならないとまで書いている。
「食べ方・調理法」の白石氏では調理の下処理で水で洗う、ゆでこぼす、酢に漬ける、塩水に漬ける、を推奨。揚げ物、炒め物は放射性物質を内部に閉じ込めてしまう。牛乳は加工するとセシウムが減る、水溶性のため。
「子ども・給食」の菅谷氏はチェルノブイリで汚染されたベラルーシの小児甲状腺ガンの推移を載せている。事故前の11年で7人が事故後の11年で508人に。
「暫定規制値」の山口氏は暫定規制値は我慢する線量ととり、「健康に影響がない、安全です」といったものではないと書いている。
まあ、野口氏以外は参考になるところが多い。県立図書館から