プルトニウム
鈴木篤之編著
ERC出版
川村湊さんの「福島原発人災記 安全神話を騙った人々」にプルトニウムフェチと貶されていたので図書館から借りた。
確かに著者鈴木篤之の第一章でプルトニウムはラジウムより放射能は弱いなどと書いてあるが、むしろ著者松岡理の第四章「プルトニウムの身体的影響」のほうがすごいね。「経口摂取でこのような発がんのレベルに達する事は吸収率が低いためほとんど起こりえない」って、この後に吸入摂取について延々と書くことになる。
プルトニウムを使用している民生機器としてプルトニウム238使用機器を並べても、239の話とは違う。人体への危険度は同じでは無い。
第六章「エネルギー源としてのプルトニウム利用」でプルトニウム・サイクルについて述べている。1994発行の本ではそんなものかな?
で松岡理とは東大獣医学部卒、(財)電力中央研究所顧問だって、医者ですらないんだ。図書館から

編集 : 追記:経口の場合は大差なさそうです。
編集 : >人体への危険度は同じでは無い その通りです。吸入の場合、238の方が危険です。