三陸海岸大津波
吉村昭
文春文庫
明治29年、昭和8年、昭和35年のチリ地震津波の記録。古老に話を聞き、文献を探しだす。
津波の写真は無いが風俗画報の図がこわい。子供たちの作文が多く載っている。確かに死者数は激減、流失家屋も減少している。
全てを体験した田野畑村の87歳の言葉「津波は、時世が変わってもなくならない、必ず今後も襲ってくる。しかし、今の人たちは色々な方法で十分警戒しているから、死ぬ人はめったにないと思う」だが。図書館から