もの食う人びと
辺見庸
角川文庫
題名からグルメ関係の本かと思っていたが、大違い。大変に硬派な本だった。解説も船戸与一。
よくもまあと言うほど世界の危ないところなどに行き、そこの住民と同じものを食べる。チェルノブイリの放射能汚染地域、ウガンダのエイズ蔓延地域、ソマリアの内戦飢餓、など。フィリピン、ミンダナオ島では残留日本兵の組織的な現地人捕食。個人的な話は読んだことがあるが組織的に行っていたとは!100円