スイート・ホーム殺人事件
クレイグ・ライス
ハヤカワ・ミステリ文庫
大宮押田謙文堂で買った昭和51年の初版400円。
何回目の再読だろう、久しぶりだがやはり面白い。
小泉喜美子の解説にある福永武彦の「これを子供にあてがっても、彼らはさっぱりユーモアを感じないだろう。大人が読めばこそ、これは全く愉しい童話なのだが」のとおりだ。
為念、次女を主とする三姉弟探偵が隣家で起きた殺人事件を、探偵小説作家の母親に代わって解決し、ついでに担当警部を父親にしようと企てるお話。