コミック昭和史
水木しげる
講談社文庫
一章ごとに日本の歴史と水木さんの個人史を描いてあるが、最後のほうは区別がはっきりしなくなる。
それにしても水木さんはよく生きて帰国できたものだ。玉砕と報告したのだから生きていては困るとまで言われたのだ。
 
3巻によると兵10人で分隊、伍長が指揮。4分隊で小隊、少尉指揮、4小隊(約250人)で中隊、中尉指揮、4中隊で大隊、少佐指揮、4大隊(約3000人)で連隊、大佐指揮、2連隊で旅団、少将指揮、2旅団(約20000人)で師団、中将指揮。
6巻に「とにかく”軍人”とか”右翼”の元気な国はどういうわけか国民生活が暗い。それは世界中をみても、いまでもそうだ…」
8巻の佐藤栄作の絵がABにそっくり。考えれば祖父の弟、兄の孫の関係なのだ。岸一族でこの国は支配されているんだ。
図書館から