クラバート
プロイスラー
偕成社文庫
上巻を読んで下巻が図書館で見つからなかった。1年近く探して見つけた。私が上巻を見つけたときはヤング向けの棚だったが、なんとお子様向けの棚で発見した。ドリトル先生を探したおかげだ。

民話、伝説を素材としたものだそうだ。暗めだが魅力的な魔法小説。「苦労して習得しなければならない種類の魔法がある。(略)それからもうひとつ、心の奥底からはぐくまれる魔法がある。愛する人に対する心配からうまれる魔法だ」
水車のある粉搗場の親方が12人の弟子に魔法を教えるが、大晦日優秀な一人が死んで親方が若返る。最後は「千と千尋の神隠し」に引用されたみたい。
図書館から