惨殺 昭和十三年津山三十人殺しの真相
筑波昭
旺文社文庫
いやはや新潮文庫の「津山三十人殺し」の著者が別に書いたものかと県立図書館から借りて読んでみたら、ほとんど同じ。
口絵で犯人と居宅の写真、事件を伝える新聞の写真、犯人の書いていた冒険小説「雄図海王丸」のはじめと終わりが載っているだけ。
最後に「本書は、一九八一年株式会社草思社より単行本『津山三十人殺し』として刊行されたものです」
で新潮文庫の「津山三十人殺し」の最後は「この作品は一九八一年九月草思社より刊行され(以下略)」だった。