「放射能汚染地図」の今
木村真三
講談社
著者はNHK ETV「ネットワークでつくる放射能汚染地図」の測定者、その後も福島県二本松市で測定を続けている。
3/121号炉の爆発を知り現地に行くことにし、今中さん、小出さんなど旧知の研究者に分析を依頼、翌日勤務先の労働科学総合研究所から「研究所の指示に従え」のメールを受け取り、辞表を残して出発。
二本松市の調査では小学生の45.3%が2012の被曝線量が2011より増えている。空間線量が減っても外出や外遊びが増えたため。
チェルノブイリでは4年後に子供の甲状腺がんが多発したが、その発表を否定して広島長崎では10年以上後だったと「ネイチャー」で発表したのは日本人の研究者。(当時長崎大で福島で笑えば大丈夫と言ってのけた人だろう)
双葉町のモニタリングポストから爆発前から放射線量が急上昇していた。
放射能の雨は流れるが雪だと土壌にゆっくり浸透し留まりやすい。
環境省のパンフに「質問:放射線って、どのくらい危険なのでしょうか? 答え:実効線量100ミリシーベルトで、受動喫煙や野菜不足くらいです」読んだ人「俺たちは野菜不足でひなんしているのか!」
フラッシュバックではなくフラッシュフォワード:将来への不安やおそれによるストレス状態。
フードライトhttp://www.radiationguardians.com/product.html
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