「地球温暖化」ってなに? 科学と政治の舞台裏
島村英紀
彰国社
地球の起源から始め、二酸化炭素の炭酸カルシウムになり、温室効果ガスについても書いてある。
海流、深海海流、エルニーニョの解説。
「かといって原子力発電に頼っていいのか。後世へのツケは」は2010/8発行にもかかわらず。

中曽根康弘は公害企業日本亜鉛製錬に反対して「昭和の田中正造になる」と述べたそうだが、その後だろうか原発大好きになる。さすがは風見鶏。

二酸化炭素排出量が重量なのは22.4リットルを44グラムに換算する。

WHOによれば一年で最も多く人が死ぬ感染症はHIV:200万人、結核:170万人、マラリア:100万人。このマラリア予防のためDDTの限定使用が2006年認められた。

「おわりに」でクライメートゲート事件を書いて「科学者とは寂しい職業である。研究費がなければそもそも研究ができないし、大学や研究所のポストがなければ、やはり安定して研究をする環境が得られない。(略)そして、よくできる科学者ほど、誘惑が多いのである」
図書館から