今夜も月は血の色
風間一輝
幻冬社
最後の作品だが未完の長編と短編が二つ。
おなじみの百科事典のセールスマン仙波が主人公。最初の短編になぜセールスマンになったかが描かれている。もちろんどれも面白い。
うれしいのは風間一輝名での全著作解題のほか十久尾零児、桜井一、酒口風太郎名義の著作も紹介されている。桜井作は七作全く読んでいない。
図書館から